更新を休んでいた1ヶ月と半分強の間にいろいろなことがありました。「ギララの逆襲」を鑑賞して脱力してしまったり、テレビシリーズはどちらもまったく観ていないのに「劇場版 仮面ライダーキバ&ゴーオンジャー」を鑑賞したり、「大決戦!超ウルトラ8兄弟」を早く観に行きたいなぁとウズウズしていたり、そう言えば「さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン」もそろそろ公開じゃないかと焦ってみたり、「ワリオランドシェイク」は1周目のラスボスを倒しただけで満足しちゃったり、出遅れて発売前に予約ができなかった「ポケットモンスター プラチナ」をようやくゲットしたり、「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」が何だかんだ言われながら無事に最終回を迎えたり、「Sound Episode」の方はまったく聞いていなかったり……。
これだけ積載するとレビューする気もなかなか起きませんね。まぁとりあえず、ギアスだけは何とかしようと考えています。休息期間を挟んで1年半も付き合った番組ですし。遅くとも……年内には?
しかし、何と言っても衝撃的だったのはあのニュースでしょう。寺脇康文氏がseason7を最後に「相棒」を卒業するという、ファンならば誰しもが驚いたであろう突然の知らせ。なぜ? どのように? 今後はどうするんだ? ……などなど、様々な疑問や思いが去来しています。今のところ、寺脇氏=薫がいつごろ、どうやって卒業(退場?)するのかは明らかにされていませんが、おそらくはseason7全体がこの着地点へ向けてまい進することになるかと(でないと納得できそうにありません)。今回も2クールなのは確定していますから、どんなに遅くても来年の3月を最後に、右京と薫の「相棒」は観られなくなることに……。
そう、あくまで寺脇氏の卒業であって、「相棒」が終わるわけじゃないんですよね。ということは、今後は新しい人員を加えてシリーズを続けるつもりなんでしょうか。うーん……寺脇氏と同等に役をこなすことのできる水谷豊氏の「相棒」なんているのかな。現段階では期待よりも不安が大きすぎますが、キャスト&スタッフにとっても思い切った決断であることは想像に難くありません。ファンとして、その結末を見守るつもりです。できることなら、殉職という形ではなく、レギュラーから下りるだけにしてほしいところ。
さて今日は、何とか最終回までこぎ着けることのできた「相棒」のレビューを。
season6の開始から、ほぼ1年かかってしまいました。season7もこんな感じなのかなぁ……。
第01話・第02話・第03話・第04話・第05話・第06話・第07話・第08話・第09話・第10話
第11話&第12話・第13話・第14話・第15話・第16話・第17話・第18話・第19話・劇場版
・相棒 season6 第19話(最終回)「黙示録」
やって来ましたseason6最終回。今回の脚本は案の定……と言うか何と言うかの櫻井氏。櫻井氏が最終回を担当するのは、season5に続いて2回目となります。ちなみに、初回と最終回をともに担当するのは今回が初めて。さらに言えば、正月スペシャルは1度も担当したことがなかったりします。
season6では「複眼の法廷」「編集された殺人」と、近い将来問題になるであろう「裁判員制度」がメインテーマとして扱われてきました。今回も、視聴者に裁判員制度について考えさせるストーリー運びとなっています。裁判員が冤罪を生み出す危険性はないのか、生み出してしまった場合どう責任を取るのか、小野田官房長官のように、裁判員になった一般の人間はそれ相応の覚悟を持つことができるのか……。これまでにも「相棒」で採り上げられてきた「冤罪」を、また違った角度で見つめ直すことが求められるでしょう。ここに来て、「相棒」は社会派ドラマとしての地位をさらに確固たるものにしたような気がします。
ただ、骨子となるべき事件そのものに気になることがちらほら。
第一に、自分の指紋を消すために犯人・飯田が富山家に火を放った件。飯田と被害者の女性がどの程度の関係だったのかはわかりませんが、恋人同士だったのなら事件以前に家へ招かれていてもおかしくないのでは? もし一度も招かれていないのだとしたら、飯田はどうやって富山家の場所を知ったのでしょう。せめて、「靴跡」「血の付いた指紋」を消すため……にしてほしたかったところ。
第二に、母親よりも娘の方が先に亡くなっていたという件。火に巻かれた(要するに焼死)とかならまだしも、一酸化炭素中毒死ではどちらが先に死んだかどうかなんて、その場でわからないのでは? 飯田は火を付けた直後に逃げたはずですし、娘さんは逃げ場のある階段側にいたわけですから。
第三に、残されていた指紋シートの件。燃やすのが無理なのはわかるとしても、だったら裁断するなり破くなりして処理すればよかったのでは? 原型のまま補完しておくのはどうかと……。細かい破片にしちゃえば、外に捨てに行かなくてもトイレとか、でなかったらシンクにでも流しちゃえばいいんですし。
まぁ、いずれも事件をスムーズに解決へ導くための処置だとは思いますが、多少強引な感が否めません。そう言えば、飯田が被害者と別れた(別れさせられた)理由や、それを被害者がどう思っていたのかも明確には描かれてないんですよね。その辺り、もう少し配慮があってもよかったのではないでしょうか。
で、気になることと言えばもう一つ、こちらは視聴者のほとんどが注目したであろう官房長の最後の言葉、『杉下の正義は時に暴走するよ』。果たして、season7への布石になるのか否か……。
あと、個人的には判事を辞めた三雲の今後が気になります。どんな職業に就くのかもそうですけど、以降の再登場はあるのかなぁと。このまま退場させてしまうのは惜しいキャラクターだと思います。
……と、長かった(と個人的には感じる)season6も、これにてようやく終了。お疲れ様でした。
全体的な視聴率は、season5が16.1%、season6が15.9%と、ほとんど同じくらいだったようですね。さすがにこれまでのような上昇傾向を望むのは厳しいのでしょうか。ともあれ、高視聴率には変わりないようで一安心。season7にも安定した視聴率、そして、何より作品のクオリティを望みましょう。
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