10月ももう終わりですね。騙し騙し更新していた記事も、どうにか6つほど掲載する(意志を示す)ことができました。5日に1回のペースです。開設して以来、一番サボった月だった気がしますが……。まぁ、すっかり書きかけの記事に掲げる『※未完です。』の言葉が定着しちゃったんですけど。
気が付けば、SSも1ヶ月ほど書いていません。内容はコードギアスに決まっているものの、如何せん時間が……。これでコミケに受かると、さらに慌しくなること請け合いです。さて、受かるのかどうか。通知の投函が11月3日みたいなんで、1週間以内にはわかるかと。吉報をお届けできるといいんですが。
他にも、滞っている「なるほど丸戸氏講座」の続きや「ヱヴァンゲリヲン」「フルーツバスケット」、その他DSソフトのレビューを放置していたりと、いろいろな懸案事項が。自分ですら忘れてしまいそうです。前回の丸戸氏講座は……うわ、そろそろ4ヶ月も前になるのか。いい加減、何とかしないと。
と言うか、そんなに以前から継続して訪問してくれてる人ってどれくらいいるのかな……。
さて今日は、HERMITのHPで配布されている「ダメコイ」体験版のレビューを。
一応、雑誌に情報が掲載された際に記述したプレビューへのリンクも貼っておきます。■
・世界でいちばんNGな恋 体験版
一言で感想を言えば、『長かった』というのが先に来てしまいます。正確な時間は計っていませんが、予想以上にプレイに手間取ったのは確か。400MB以上という容量に覚悟はしていたものの、まさかこれほどとは……。テックジャイアンに封入されていた「ままらぶ」体験版は優に超えたかと。
ここまで来ると、大盤振る舞いに感謝……と言うよりも、若干うんざりしてしまいますね。本プレイの際にはまた同じ部分を数時間かけてやらないといけない――納得がいかないので。同じような状況が、以前「この青空に約束を―」でもあったような……。発売前に共通パートはやり尽くしていた感があります。
ダメコイの体験版も共通パートまで、と考えていいでしょう。具体的には第1話『45センチメートルの友情』から第4話『修復の熱いグラタン』まで、もっと具体的に言うと、夏夜がテラスハウス陽の坂に引っ越してくるまで。いくつか選択肢が示されていたので、これが以降の個別パートに影響する、のかな?
主人公・理の出身地である岐阜がやたらとけなされているとか、「ショコラ」ファンの自分としては冷めたコロッケに反応してしまうとか、ゲーム開始時点でフラグが立っていないヒロインが多いのは丸戸氏作品では珍しい事態だとか、そういった具体的な項目へのコメントは本レビューのときまで取っておく……ことを予定して、今回は概略に触れていきます。ここまでレビューするだけでも長くなりそうですし。
ゲームのスタンスは、いつも通りの丸戸氏らしい『特別なことなど起こらない、どこかにあるかもしれない日常の風景』といったもの。主人公の設定が異色なこともあって、4人のヒロインも純粋に18歳以上(お手つきするのは誕生日以降なわけですし)だったり、平均年齢の高さは依然として健在です。『斜め上』『梯子を外す』といった定番の文句や、『飲食店カトレア』『お帰りなさいませ、お嬢様』『恥ずかしながら戻って~』などのネタ、主人公への悪口合戦がいつの間にか『そこまで言うことないんじゃない?』とケンカに発展してしまう「里伽子VS玲愛」のような展開も散見できました。基本的には軽妙かつ巧妙なキャラたちの会話劇が中心なこともあって、従来の丸戸氏ファンには取っつきやすいものになっているでしょう。
それに加えて、先述したようにサブタイトルが入っている点やキャラの顔ウィンドの表示は「ままらぶ」から引き継がれています。戯画作品よりもレギュラーの男性陣が多いことも継承している、と言っていいかと。アメリカのホームコメディを目指した前作とは違い、ゲラのON/OFF機能はありませんけど。
肝心のヒロインに関しては……個人的趣味から、どうしても夏夜に目が行ってしまいます。設定といい性格といい、大部分が「Ripple」のあおいのリボーンだとはわかりつつも。……あ、でも、あおいよりは態度があからさまかな? 主人公に対しては少しは愛想いいし。にしても、丸戸氏の裸ワイシャツ好きは……。
麻美は思った以上、と言うか、ほとんどツンケンしていませんでした。ここからどう関係を修復していくんでしょう。姫緒は『ちゃんとした理由があって主人公を邪険にしている』という、丸戸氏らしいツンデレキャラになっているのがいいですね。体験版では両者ともあまり出番がありませんでしたが。
問題は、メインヒロインの美都子。ストーリーの進行上、いちばん割を食いつつ、いちばん魅力が引き出されていないように思います。戯画作品よりも格段にメインヒロインの出番が多いのは「ままらぶ」と同じですが、あちらの涼子さんのように人気ランキングトップにはならない予感が。このまま「いい娘」としてズルズルと主人公との仲を深めるわけではなく、もう1つ2つばかり、ドラマが流転することを望みます。
まぁ、これは他のヒロインにも共通して言えることですけど。シナリオの盛り上がりやキャラの活かし方、各ヒロインルートの比重まで「ままらぶ」と似ていたとしたら……うーん……。
とりあえず、現段階で言えるのはこんなところです。BGMと立ち絵のパターンの少なさは多少、気になりましたが、過敏になりすぎているのかもしれません。それよりは、テキストに『4~5個の事務机』とあるのにびっしり机が並んでいる背景CGを修正してもらいたいところ。発注ミスかな。
「おまけ」で閲覧できる夏夜とのHシーン(実用向けゲームではないのに体験版に入ってるのは珍しいような)は、長い長い本編をやり遂げた後だったため、じっくり確認していません。粗方は飛ばしてしまいました。おそらくは夏夜との初H、そして、処女フラグが立っていることだけ記しておきます。はてさて、「なるほど丸戸氏講座」を裏付ける材料になるのか、あるいは、また新たなる系統を開拓しようとしているのか……。
ちなみに、HPではCMムービー第1弾も配布されています。理と美都子が羊肉について語り合うのが主な内容。短いながらもキャラ性が垣間見えたり、ちゃんとオチが付いたりと、なかなか楽しめます。こんな時期にこんなものを作っているということは、制作状況は意外と円満……かもしれません。
注目は理の言葉。『だが、日本じゃあ二番目だ』。どうやらこれは、「怪傑ズバット」の決めゼリフのようで。特撮好きの自分でも、ズバットは有名な名乗りしか知りませんでした。ペンネームの元ネタがウルトラセブンだったことといい、丸戸氏はかなりの特撮ファン、と言うより、ガチで70年世代なのでは……。
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今度やってみます!!
しかしHERMITの前作はあのギャグっぽいノリについて行けずアンインストールしたので心配です(>_<)
ただ、パルフェ・こんにゃくを超えるものにはならない予感が……。新規ファンも開拓できないでしょうし。