24日に「ワリオランドシェイク」が発売されました。当然ながら発売日前に予約して、すでにゲットしております。「ワリオランド」というタイトルの通り、DS版の「怪盗ワリオ・ザ・セブン」やGC版の「ワリオワールド」とは違って2D画面の基本的なワリオゲームになっている様子。操作方法やゲームの仕組みからすると、GBA版の「ワリオランドアドバンス」の後継と位置づけられるでしょう。今回は帰り道の制限時間やコイン獲得数のカウントに加えて、お宝の増加や様々な条件が課せられたミッションなど、さらにやり込み要素が盛りだくさんに……って、一歩間違えると単に面倒なだけになっちゃうんですけど。ステージの攻略に比べてミッションの達成はなかなかに難しいですし。ラスボスも倒していない現段階では、ワリオランドの中で未だに最高傑作だと信じて疑わない「2」の評価には届きそうにありません。何かが違うんですよね、何かが。
にしても、キャプテン・シロップの再登場には驚きました。まさか、ゲームボーイ時代(ランド1・2)の懐かしキャラを今さら持ち出してくるとは……。と言うか、いつの間に仲良くなってたんだ、この2人。
レビューは……いつも通り気が向いたら、ということで。完全攻略までまだ時間がかかりそうですし。
でも、これをやるんだったら、その前にDS版とか、「スーパーマリオギャラクシー」の方が先かなぁ。いやいや、ギャラクシーをやるんだったらその前の「サンシャイン」にも言及しないといけないかも……。
さて今日は、そろそろラストスパートになってきた「相棒」のレビューを。
と思っていたら、season7の放送が正式に発表されていました。いつも通り、10月から3月までの2クール、とのこと(ということは、元旦スペシャルもやると見ていいでしょう)。うーん、これは楽しみだ……と喜ぶ前に、早いとこseason6のレビューを終わらせねば。サボっていたら10月までもつれ込みかねません。
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・相棒 season6 第17話「新・Wの悲喜劇」
これまでseason6には一切登板せず、season5での担当もたったの2回と、このままメインライターの座ばかりか「相棒」のライターであること自体からも退いてしまうのではないかと不安視されていた輿水泰弘氏、満を持しての登場。残念ながらseason6では今回限りのお目見えとなりますが、やはり創設期から「相棒」を支えてきた実績のある人物ですし、何より今回の話が興味深いものだったので、できるならばseason7以降も、たとえ担当回が少ないとしても絶えることなく「相棒」と関わり合っていってほしいものです。
今回のサブタイトルは「新・Wの悲喜劇」。season5 第13話「Wの悲喜劇」との関連性は、薫の部屋の上の階とその住人が事件の渦中に置かれることと、子どものいない夫婦が加害者・被害者となることと、舞台がほぼマンションの一室に限定されていること……でしょうか(美和子の料理も関連性と言えなくもありませんが)。で、Wは何を示すのかというと、旧・悲喜劇は「ウォータークローゼット」の頭文字Wで、新・悲喜劇は文字通り「ダブル」のWではないか、と考えています。まぁ、詳しいことはわかりませんけど。
そして、肝心なその内容はと言えば……一言で表現するならば『卑怯』でしょうか。実は夫の側も妻の命を狙っていた、という展開より、まさかの夢オチの方が強く印象に残っています。今後一切、他のライターが使うことのできない禁じ手と言っていいでしょう。序盤の2回の夢オチは単に妻の殺意を示すものであって、あそこまで進んだ話が三度目の夢オチになってしまうとは誰も予想できなかったのでは。優に全体の4分の3が夢の話に費やされたわけですから。自分も見ていて『やられた!』という気分になりました。さすがは輿水氏、シナリオ段階で十二分にそのエンターテイメント性を発揮しているストーリーを作ってくれます。
最も、エンターテイメント性を意識しすぎた分、この話に特命係が登場したり、そもそも「相棒」であったりする必然性が欠けていたかも……と考えたところで、じゃあこんな話をやってくれる他の推理ドラマがあるのか? という疑問に行き着きました。そうなると、やはり「相棒」しかないという結論に行き着いちゃうんですよね。硬派な社会派ドラマが存在する一方で、今回のような作品を受け入れられる懐の広さと、それを許容してくれる視聴者が育っていることこそが「相棒」の魅力なのではないかと再確認した次第です。
ところで、今回特命係の2人以上に主役級の扱いを受けていた犯人(?)役のオセロ・中島知子氏。彼女の演技力はさて置き、一目見れば……というかひと耳聞けばわかる通り、バラエティー番組の時などと同じく関西弁丸出しの口調でした。中島氏なのだからそれはそうだろう、と言われるかもしれませんが、標準語を素とする他の俳優をキャスティングするという選択肢もあるわけで。難しいんですよね、、マンガや小説なんかでもそうですけど、方言を喋る時点で視聴者の持つ固定観念がキャラクターに付与されてしまうこともありますから(それを逆手に取ったのが『あずまんが大王』の大阪なのではないか、と思います)。
ただ、そうしたことを利用して“オセロの中島が殺人を起こす”といった非日常性を演出しようとしたのかもしれません。だとしたら……その目論見は成功していると言えるのではないでしょうか。
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