空影 -karakage-

　いつの間にかカテゴリー「Revew」の記事が多数を占めてきたので、ブログの紹介文に『レビュー記事を掲載しています』を加えてみました。たぶん、今後オリジナル小説を掲載することはないでしょうし。
　登録してある検索エンジンも変更を。未だに夏コミの記述があったのは泣けました。落選したってば。

　そんなこんなでいろいろと開設当初とは方向性が変わりつつも、そろそろアクセス数が４万行きそうです。これ書いてる時点であと700弱なんで、来週までには到達する予感が。
　あれ……でも、３万ヒット記念とかやりましたっけ？　どうにも記憶が……。

　さて今日は、MBSの放送からすでに２週間が経過してしまったコードギアスのレビューを。
　ようやくギアスのSSにも取り掛かれます……けど、その前にパルフェですよね。すいません。

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　第16話・第17話・第18話・第19話・第20話・第21話・第22話・第23話・第24-25話

・コードギアス 第24話「崩落のステージ」＆第25話「ゼロ」
　先行上映会で沸き起こったというブーイングに同調できてしまう第１期最終話。レギュラー放送から数ヶ月も待たされた挙句、誰があんな幕切れを予期できたのか。さすがに作画の出来(特にKMF戦。人物は所々で不安定)はよかったものの、終わり方は23話のほうが断然よかったような。ここまで煽っておいて、24＆25話を入れる必要があったのかもわかりません。単なる繋ぎ……？
　舞台やキャラがばったばったと崩れていって、果たして第２期はどうなるんでしょう。「製作快調」なんて言葉には誤魔化されませんよ？　どこぞの「アカネマニアックス」を思い出してしまうので。あれからさらにどれだけ延期したことか。コードギアスのほうは……放送日すら未定ですからね。大丈夫か？
　予告映像を見る限りでは、一応ルルーシュは生きている(存在はしている)ようです。微妙に新キャラっぽい姿も確認できますが、詳細は不明。主役交代ってウワサもどうなるのかなぁ。
　せめて企画凍結はしないでください。ちゃんと終わらせてください。現段階で望むのはそれだけです。

　以下、レギュラー放送時と同じく項目ごとに。最後なので盛り沢山です。

■OP
　こんなに製作期間があったんだからOPの映像くらい新しく作ってくれるだろう……という期待を完全に裏切り、出来の悪いMADと化してしまったOP。あまりのヒドさに、これなら「解読不能」のほうがまだマシだったなぁと思ってしまったり。accessがかわいそう……。タイアップの意味はあったんでしょうか。
　DVDのジャケットから画像を拝借しているのも腹立たしいですね。こっそりと目新しさを追求したような感じがして。もうちょっとどうにかならなかったんでしょうか。OPを作る余力もないのかな。

■ED
　こちらも使い回しの画像ばかりでしたが、流れたのが「COLORS」なのは空気を読んでいたかと。
　これで「解読不能」だったら……。笑いを通り越して呆れていたかも。

■ルルーシュ
　23話の展開と幕引きから、久々に悪カッコいいルルーシュを予想していたんですが……ヘタレとシスコンぶりを強調するだけで終わってしまいました。行為の目的であるナナリーを第一にしなければいけないのはわかりますが、こんなに情けないルルーシュは見たくなかったというのが正直なところ。最後まで非常になりきれていないし、スペックで上回っているはずのガウェインはコーネリア相手に苦戦するし、スザクに無駄な交渉をしようとするし。仕舞いには流体サクラダイトを持ち出してきて……あぁ、もう。
　扇が撃たれた後の対応や戦線を放棄してしまったことから騎士団の信用も失ったと思われるので、C.C.が退場するとなれば、とうとう味方が誰一人としていなくなってしまいました。まさか第２期は、孤独な中、ルルーシュがギアスだけでのし上がっていくストーリー？　それもいいかも……。

■C.C.
　24話の冒頭、オレンジがバトレーと口論していた「CODE-R」とは何なのか。人間にギアスを授けるもの……？　オレンジは人工的に能力を付与された実験体であり、C.C.はそのオリジナルという可能性も。だから迫害を受けていたと考えられます。だとしたら、V.V.は何なのか……。
　思わず漏らした「ありがとう」「不安だ」の言葉など、ますます人間味＆ルルーシュとの親密度が増してきたC.C.。今回のベストシーンはキスで決まりでしょう。気になるのは、この感情が愛情なのか親愛なのかってことですね。以前にマオ(もしくはそれ以外にも)という存在がいるので。
　オレンジと刺し違えるためエナジーの尽きたガウェインで海へと没入し、生死は不明。まさかメインヒロイン(？)を殺すようなことはしないと思いますけど……。どうやって復活するんだろ。

■スザク
　式根島と同じ罠に引っかかってしまうスザク。ゲフィオンディスターバーの効果範囲がどの程度かわかりませんけど、低空飛行なんてしなければいいのに……。まぁ、ルルーシュについても『さっさとハドロン砲で木っ端微塵にすればいいのに』というツッコミが入るので、ここは引き分けかな？
　前回に引き続き、ユフィを殺されたことでバーサーカー状態に陥っています。表情のほとんどは、怒っているか目が虚ろかのどちらか。『ブリタニアを内から変えていく』という本来の目的は、もう忘れていることでしょう。完全に私情に流されてます。キャラとしては、こっちのほうが厚みがあるんですけど。
　しかし、『お前の存在が間違っていたんだ』ってセリフはキツイですね。ルルーシュとしては、一番言われたくない言葉を一番言われたくない相手に突きつけられたことになるので。さらにはナナリーさえも奪うと宣言されて。うーん、いい憎まれ役だなぁ。この性格をもっと早く出してくれればよかったのに。

■カレン
　ついに生徒会メンバーに正体をバラしてしまったカレン。飛べないというハンデを背負いながらも、前回は瞬殺されたランスロット相手になかなか善戦していました。最後には肝心要の輻射波動を破壊されちゃうんですけど……。右腕はどうなるんでしょう。修理か、それとも新武装か。
　各所で散々言われていることですが、ゼロの正体＝ルルーシュだと知ったことでショックを受けるのはわかりますが(早々に候補から除外してたようなので)、『日本人を利用していたの？』って発言はおかしいかと。ゼロがブリタニア人ではないと聞かされた時点で、そんなことは想定できたはずですし。カレンは何を望んでいたんでしょう……。どうもここのセリフは、その場のテンションと演出に引っ張られた感じが。

■コーネリア
　24話を通して顔が怖かったコーネリア。生死は不明なものの、たぶん生きているでしょう。ここで死なせる理由はありませんし。ちなみにギアスの後遺症で、ゼロの正体は覚えていない様子。
　コーネリアを捕らえギアスをかけることが当初の目的だったわけですが、結果、さらに謎は深まってしまいました。これは……大方の予想通り、被害者だと思われていたマリアンヌがすべての首謀者だったんでしょうか。遺体が運び去られたことも、何かを示唆しているようですし。

■ダールトン
　ギアスの効果により、仕えるべきコーネリアを攻撃してしまったダールトン。まさしく予定調和。
　直後にあっけなく死んでしまうのが不憫すぎます……。やはりオッサン顔は嫌われるんでしょうか。　

■グラストンナイツ
　ひょっこり出てきた地味キャラたちだったはずが、予想外に活躍しているエリート騎士たち。育ての親だったダールトンが死亡してしまったので、コーネリアが生きているとすれば今後は彼女の配下になるのでしょうか。個々の人間性やが明らかになっていないので、思い入れはあまり。
　にしても、KMFでの戦闘は、結局操縦者の技量に左右されるみたいですね。物量もまったく関係なしという。現代戦からはかけ離れているような……。まぁ、巡航ミサイルすら使わないような世界なんで。

■シュナイゼル
　見るからにダメダメな第一皇子オデュッセウスに代わり、陣頭指揮を執るため日本へ戻ることになったシュナイゼル。でも出番は24話の序盤のみ。活躍しない人が多いです、第１期最終回。
　皇帝に至ってはセリフすらありません。どうやら「あそこ(思考エレベーター？)」に行っているようで。

■ニーナ
　すっかりヤンデレキャラとして覚醒したニーナ。この世界ではなかったはずの核を短期間で作り上げてしまいます。ラクシャータのセリフから、動力そのものはサクラダイトである可能性も。
　個人的には、核爆発が起こってトウキョウが死滅する展開を望むんですけど。それはないかな？

■ジェレミア
　おそらく24＆25話のMVPはこの人。改造体となり、復活前とはまた違った意味で香ばしいキャラになってしまいました。ゼロへの対抗勢力として単独で頑張っているのに、最早ギャグキャラ状態。独特なセリフは真似できそうにないですね。左目の変化は、やはりギアス能力者を意識してのものでしょうか。
　ちなみに人型である必要性を真っ向から否定した異形のKMFの名称は、23話当時は「フローレンス」と言われていましたが、いつの間にか「ジークフリート」になっていました。ガウェインの後継機という情報もどこへやら。スラッシュハーケン以外にハデな武器はないものの、かなりハイスペックのようです。

■ヴィレッタ
　死亡フラグや演技フラグ、イレブンによるあれフラグなどすべてを跳ね除け、あっさり記憶を取り戻したヴィレッタ。日本人への嫌悪感は相当なものだったらしく、一時は相思相愛だった扇を躊躇いなく(ちょっと悲しそうな顔も？)撃ちます。ツリ目のほうが好きですけど……うわー、怖いな、これは。
　25話は一切出番なし。ゼロの正体がどんどんバレていくので、キャラとしての存在意義も危ういです。

■神楽耶
　個人的には出番がなくて非常に残念だったキャラ。今後、活躍する場面はあるんでしょうか。
　いまいち喋り方がわからなかったなぁ。誰に対しても丁寧語って認識でいい、のか？