HERMITの公式HPに「世界で一番NGな恋」の情報が掲載されています。テックジャイアンを購入されていない方は是非。あちらよりも、キャラ紹介が多少詳しかったりします。主人公は洋食好きとか。
丸戸氏のコメントにあった、「『ままらぶ』の三年後なんで『ままらぶオル(おやこんな夜中に誰だろう)」には笑いました。いやー、さすがにそれはいろいろとマズイでしょう。力関係もありますし。
ちなみに、ゲームの略称は「NG恋」みたいですね。何て読むんだろう……。やっぱり「ダメコイ」?
個人的には、「セカイチ」「バンダメ」とかでもいいと思うんですが。
さて今日は、早売りしていたので勢いからゲットしてしまったこんにゃくマンガ版のレビューを。
アニメ版のレビューはどうしようかな……。奈緒子の前編からやってません。
・この青空に約束を― マンガ版
予想通りと言うか何と言うか、そこら中で跳梁跋扈しているメディアミックス――コミカライズ作品の例に洩れず、「よほどのファンにしかお勧めできない」内容になっていました。これで600円は高い。高すぎる。
まぁ、それでも買ってしまうのがファン魂ってやつなんですが。
思えば、丸戸氏作品初のマンガ版として、堂々と黒歴史にその名を刻んでしまった「ショコラ」もヒドイものでした……。現在テレビアニメが放送されている「ひとひら」の作者、桐原いづみ氏が担当したものの、結果はかなり悲惨な出来に。コミックブレイドMASAMUNEに連載されていた経緯もわかりません。
やはり1巻に詰め込もうとしたのがムリだったのか……。いや、あれはそれ以前の問題だな。
そもそも、こういったコミカライズで成功した作品がほとんど思い浮かびません。最近だと……「かみちゅ!」でしょうか。あれは一つのマンガとして完成されていました。鳴子ハナハル氏の地力が違います。
エロゲ原作のものとなると、ほぼ皆無と言っていいでしょう。
と言うのも、担当する作家さんが大抵「イラストならそこそこ見れる」方ばかりだからです。表紙だけを見ればまともかなと思わせつつ、中を見ればがっかりしてしまう……という。要するに、バストアップの絵ばかりがキレイで、繋ぎの部分や小さなコマ、演出効果にまで技術が及んでいないんですね。
そして、こんにゃくマンガ版もこうした部類に属してしまっています。
さらには、コミックスを1巻で終わらせようとしたため、内容がかなり改変されています。茜と凛奈が同時に転校して来たり、航のハーレム宣言(大事な部分です)が短くなっていたり、凛奈への手紙を書くシーンがカットされていたり、マラソン大会に遅刻した理由が風邪になっていたり(一応、校長と教頭の計略ですが)……。
しかも、原作で言うプロローグ終了(マラソン大会+酒宴)と同時にマンガも終わってしまいます。その後の個別パートは一切なし。従って、面倒な伏線や思わせぶりな演出はほとんど省略、ヒロインたちの紹介もものすごく薄味になっています。宮や静の出番が数えるほどしかありません。さえちゃんはなぜか「沙衣ちゃん」に。あわせ石のエピソードなんて出るはずもなく、左耳にはゴミみたいなものがくっついてるだけです。
あぁ、これはもう何も言えませんね………。期待する方が間違っているとわかってはいるんですが。
購入する際は、よくよく考えてからにしたほうがいいかと。ファン魂にも、時には自重が必要です。
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