公式HPにて、「戯画」の新作情報がほんの少しですが報じられました。画像やキャッチコピーからの印象と、情報を小出しにしている焦らしっぷりからすると、丸戸史明氏の新作ではないかと睨んでおります。「この青空に約束を―」からも2年以上が経っていますから、そろそろなのではないかと。
今月3日のドリームパーティ東京にて配布された小冊子によると、原画はねこにゃん氏で確定な模様。肝心なシナリオライターの方は……まだ明かされていません。21日発売のテックジャイアンにて情報が公開されるようなので、改めて記事にしようと思います。丸戸氏であることを願いつつ。
まぁ、「世界でいちばんNGな恋」もまだ終わってないんですけどね……。早くやらないと。
そう言えば、「フォセット」のレビューもやるって言ったまま放置してるなぁ。こんなのばっかりだ。
さて今日は、劇場版電王第2弾(そう位置づけていいでしょう)のレビューを。
8日現在でも劇場で公開されているみたいですね。4月12日封切りだから……1ヶ月近くになるのか。
・仮面ライダー電王&キバ 劇場版「クライマックス刑事」
ずいぶん前の日記に『(電王の)Vシネマの制作が決定した』と書きましたが、今作はその企画が劇場用にシフトしたもののようです。パンフレットに掲載されているスタッフへのインタビューによると、『ファンの皆さんのご声援により』劇場公開が決定したみたいで。よほど「電王」の人気が高かったんでしょう。Vシネマにしたって異例だというのに、まさか劇場版第2作が作られるとは思ってもみませんでした。
劇場用にオリジナルストーリーが制作されたライダーと言えば……平成ライダーでは皆無、昭和まで遡っても、初代「仮面ライダー」と「Black」しかありません。と言うか、テレビがメインの特撮作品の中でも珍しいのではないのでしょうか。「クウガ」なんて1作もないのに……と、しつこく言ってみます。
で、肝心の内容の方はと言うと……これは、あくまでも『テレビ本編との関連性や玩具発売から解き放たれたファンサービス』という前提で楽しむのが吉ですね。劇場でやる必要があったのかなぁ、と感じてしまったのが正直なところ。テレビスペシャルとかでもよかったんじゃないでしょうか。深夜か早朝にでも。
まぁ、そこまでつまらなくはないんですが、繰り返し見るほどおもしろくはなかったのも事実。イマジンの設定が崩壊しているところや登場人物たちがいきなり刑事になってるところ、複雑な伏線を廃してテンションだけで突っ走っていくところなんかもひっくるめて、特記する必要のないごくごくフツーの「電王」でした。大方の予想通り、「キバ」の活躍はほとんどなく。元がVシネマというだけあって予算が少なそうだった(着ぐるみはほぼ流用か改造、ファンガイアは人間体のまま)ので、その点だけは目を瞑った方がいいかと。
そんな中での見所はと言えば、ネガタロス&ネガ電王のCVが緑川光氏だったことと、侑斗(inウラタロス)や渡(inモモタロス)が見られたことでしょうか。うーん、いかにも「電王」的な楽しみ方だ。デンライナーVSネガライナー(実際の名前は不明)戦も相変わらず迫力があったので、これもなかなか見応えがあるかと。
個人的に気になったのはゼロノスですね。電王の場合、トドメの形態がライナーフォームではなくクライマックスフォームだったのはキバとのダブルライダーキックをやりたかったためだとしても、なぜゼロフォームが出なかったのか……。ベガフォームよりも好きなのに。ハナさんがいつまで経ってもコハナさんなのは……触れないでおきましょう。中の人は、すでに所属事務所を離脱してしまったみたいですし。
まぁ、何はともあれ、これにて「電王」大団円。お疲れ様でした。
先述の日記でも書いたように、近年の平成ライダーとしては久しぶりにすっきり終わったと思います。結局、細かな設定は描写されず仕舞いだった気がしますけど……気にしちゃいけないんだろうなぁ。
そして、「キバ」の劇場版も8月9日に公開が決定しました。「カブト」以降は夏休み中の公開となっているようですね。それまではまちまち(夏休み後の9月とか)だったんですが。果たして、「電王」劇場版第1作が打ち立てた記録、興行収入13億8千万円に届くのかどうか……。大抵は10億前後みたいです。
それまでには「キバ」のテレビ放送分を補完しておかないといけません。ずーっと(バッシャーフォームが登場する辺りから)滞っていますから。そう言えば、「ゴーオンジャー」も放置しっ放しだなぁ……。
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