7月7日というのはやはり日本人にとって特別な日らしく、この日を誕生日と設定されたアニメ・ゲームのキャラが多数存在します。「機動戦艦ナデシコ」のホシノ・ルリ、「ToHeart2」のタマ姉、「らき☆すた」の柊姉妹、「GEAR戦士電童」の北斗、「藍より青し」の葵、「ウルトラマンA」の北斗と南……などなど。
そして何と言っても、「マブラヴ」の純夏ですね。アージュのHPでは各キャラごとに毎年誕生日記念が催されているので、特に意識していまいます。もちろん、自分が好きなキャラというのもありますが。
7月はもう1人、大切なキャラの誕生日が控えているのでそちらも忘れずに。
まぁ、ハッピーマンデーが施行されてしまい、あまり意味を成さなくなっちゃったんですけど。
さて今日は、明日と言いながら1日置いてしまったこんにゃくアニメ版レビューの最終回を。
やっとこの苦痛から抜け出せるかと思うと、正直ほっとします。1クールでもキツかった……。
第01話・第02話・第03話・第04話・第05話・第06話
第07話・第08話・第09話・第10話・第11-12話・第13話
・この青空に約束を― 第13話「約束の日」
始まる前からあまりのキャラデザに原作ファンをげんなりとさせ、そのまま見事に黒歴史として突っ走ってくれたアニメ版。いいところを見つけようと思っても、OP(の曲)とヒロイン陣の声優が変わらなかったことだけしか思いつかないという素晴らしい駄作っぷりを披露してくれました。作画が悪いのは仕方がないとしても、脚本がグダグダなのは……。もう何度も言っていることですけど。
そんなダメダメ作品も今回で最終回。さすがに3ヶ月も付き合っていると寂しさが……なんて思いを彼方まで吹っ飛ばしてくれる驚くべき展開をやってのけてくれました。いやはや、乾いた笑いしか出ない……。
諸事情から、AパートとBパートに分けることにします。ある意味スゴイいなぁ、シリーズ構成。
■Aパート
まさかまさかの大どんでん返し。こんな事態になることを誰が予測できたのか。
肝心の凛奈編ではまったく触れず、その後のエピソードでも登場せず、このままスルーするかと思われていた“あわせ石”のエピソードを、何とこの期に及んで持ち出してきました。いまさら感が炸裂しています。むしろそっとしておいたほうがいいのでは……と考えてしまうほどに。
しかも、思い切り早回しで駆け足で大筋だけを辿ってストーリーを消化。一切の余韻もなく、あれよあれよいう間に終わりを告げてしまいます。最終回の前半が丸ごと回想シーンなんて……。
これには唖然としました。何なんでしょう、この説明口調のオンパレードは。
しかもしかも、ここで終わっておけばまだよかったんですが、無駄に原作に忠実にしてしまった結果、取って付けたかのように茜のネタバレへ繋がってしまいます。非常にキレイなラストだった茜ルートが、アニメではただの消耗品扱い。奈緒子との恋愛云々はどこへ行ったんでしょう。凛奈エンドってわけでもないですし。
改めて悩みます。訳がわかりません。一連の流れは、いったい誰に発信されたものなのか。
視聴者を完全に置き去りにしたまま回想は終わり、やっとサブタイトルが。Aパートだけで体力が……。
■Bパート
えーと……だいだいのセリフは原作通りでしょうか。まだ再インストしていないのでわかりません。
最終回だからと言って格別作画がいいわけではなく、粛々と卒寮式は進められていきます。前回は理由もなく行方を暗ませていた静の背丈が突如として伸びていたりと相変わらずツッコミどこはありますが、声優陣の演技は当然のごとくガチなので目を瞑れば泣ける……かな?
まぁ、Aパートがあまりにもアレだったんで感情移入どころじゃないんですけど。
そして、原作ファンならばイントロだけで涙が滲む超名曲「さよならのかわりに」をちゃっかり流してエンディングへ。回想でさえも作画の悪いシーンを持ってこなければならない現状に頭が下がります。号泣した海己は航に駆け寄って……って、だから誰をヒロインにしたかったんだ。
最終回でも安心して見られなかった様々な悲劇は、余計としか思えない通常EDを交えて無事に幕を閉じました。最後に、みんなが再会したときの写真でも入れてくれたら……という期待を持つはずもなく、とりあえずは深々とため息。あぁ、終わった終わった。もうこのアニメを見なくていいんだ。
最終的な結論としては……アニメ化はなかったことにしましょう、ってことでいいでしょうか。エロゲ原作のアニメに、こうしてまた1つ、黒々とした星が輝くことになりました。いろいろとお疲れ様です。
さ、次回の「SchoolDays」を楽しみにしましょう。