昨日の更新でこんにゃくPS2版について触れましたが、そろそろ発売10日前になるというのに、前作・前々作にあった「デュアルボイスシステム」の告知がありません。これはまさか、今回はないということなのでしょうか……。だといいんですけど。
はっきり言って、ショコラやパルフェのDVシステムは微妙以外の何ものでもなかったので。あれを楽しみにしていたファンがいたのかどうか……。わかりません。謎です。
ひょっとするとあれでしょうか、CLOVERの活動が以前よりも活発ではないということなんでしょうか。
もしくは、原作の段階から表で活躍する声優さんが多いので、必要ないと判断したのか……。
さて今日は、遅くなりましたがこんにゃくアニメ版のレビューを。
SSのほうは深夜までにはアップ……予定です。
第01話・第02話・第03話・第04話・第05話・第06話
第07話・第08話・第09話・第10話・第11-12話・第13話
・この青空に約束を― 第07話「羽山海己(前編)」
こんにゃくの中ではキャラ設定が詰め込まれた感のある海己編。
今回の見所としては……幼少時代の海己が見れたことと、原作にもあった「FOLKLORE JAM」のパロネタをちゃんとやってくれたことでしょうか。久しぶりに茜が見れたことも挙げたいところですが、やはり名塚佳織氏の声に違和感があるので見所とは言えず。
ちなみにFOLKLORE JAMのパロネタとは、寮にて航が語った「たすけ手」の話です。
ではストーリーについて。今回もいろいろな部分が端折られていました。一つずついきましょう。
まずは1つ目。これは前回までの登場人物にも当てはまることなんですが、海己というキャラ性がまったく掘り下げられていません。寮の食事を一手に引き受けていることや、海己の言う「ごめんなさい」、航に依存していること、意志が弱いように見えて実は頑固な部分など、キャラを語る上で重要だと思われる点がばっさりカットされています。どういった意図なんでしょう、これは。自然に感じ取ってもらいたいのか、はたまた、設定を回収するだけで精一杯だったのか……。
2つ目。島における星野家の立ち位置について。こちらもまるで説明がありません。由緒正しい旧家であり祖父の影響力が依然として強いことが、駆け落ちの理由や校長との敵対に繋がるんですが……。次回に説明してくれるのかどうか。たぶんないでしょう。
3つ目。海己の「みんなでいること」「二人でいること」について。みんなでいたい、とはそこそこ語っているものの、航と二人でいることにはあまり言及していません。雨の降る中、寮へと帰ってきたときも、航はあっさり海己を受け入れてしまいます。この辺の葛藤が海己というキャラのの厚みを生んでいると思うんですが……。これはさすがに次回に説明があるでしょう。予告でも言っていますし。
最後の4つ目。これは一番がっかりしました。海己と寮内で仲良くしていることが、校長から航の祖父に漏れてしまいます。原作では航の覚悟と勇気を示すはずだったイベントをこんなにもあっさりと、しかも最も望まれない形で。ヒロインと恋仲になることはないという前提があるとは言え、これはいくらなんでも……。
何だか、いろいろと不安が募るんですが。
そして気になる来週は……あぁ、学園祭の描写がまったくないようで。もう予想通りですね。
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